一般人の社会貢献は仕事じゃ無い?良い買い物が良い社会を創る仕組み

人生

若者が仕事を探す時、社会貢献になるかどうかを考える人は多いようだ。しかし、自分がやらなくても他の誰かがその仕事をすることになるし、仕事になかなかありつけなかった時には、仕方無しに適当な職につくことになる。これは生活にお金が必要だから仕方のないことだ。

つまり、自分がどの職につくか?は、社会の全体を見渡せば社会貢献とはほとんど関係がない。むしろ、社会的に見て駄目な会社を良い会社に近づけていくことだってできるだろう。だから、記事タイトルの「社会貢献は仕事じゃない」というのは言いすぎだ。

それでもだ。一般人が社会貢献をする上で大切なのは、基本的には仕事じゃない。それよりも先に普段からやらないといけないことがある。それが、良いものやサービスを購入することだ。

これは社会人として職につく以前からできることであるし、社会を良くしていこうと思うなら、こちらの方が手っ取り早い。早いと言うより、絶対に必要なことだから、今回ここで頭に入れていって欲しい。

どれだけ働いても良い商品サービスが流通しないと無駄になる

毎日毎日、週5日間、一日8時間、一生懸命働いても、その会社が良いものを販売していなかったら社会貢献にならない。これは、アナタが良いものを売っている会社に努めていても同じことだ。

アナタが良いものを売っていても、他の誰かが別の会社で悪いものを売っている。特に今の日本は毒や電磁波にまみれていて、長寿国であっても病気を抱える人の割合が老若男女にとても多い。服、食べ物、日用品、家電製品…。出回っているそのほどんどが体に悪く、どうにかしないといけない。

「だったら悪いものを売らなければ良い」と言っても、国民一人一人の力ではどうすることも出来ないし、「だったら悪いものを買わなければ良い」と言っても、企業にはどうすることも出来ない。

つまり、この現状を根本的に変えることができるのは、売る側ではない。買う側なんだ。それは、市場を変えることができるのが、基本的には働く側ではなく、消費者側だということ。

良いものも沢山あるのに買わなくて良いの?

日本には良い商品も沢山ある。無農薬の食材。歯医者いらずの歯磨き粉。無添加の石鹸や洗剤。電磁波がほとんど出ないホットカーペット。遠赤外線で身体心から温めるパネルヒーター。丈夫で長く着れる服…。しかし、そのほとんど全てが広告を利用していない。これは、それが健全なやり方だからだ。

広告には莫大なコストがかかる。それを回収しようとすれば、商品の価格を上げるか、商品の質を落とさないといけない。だから、広告を大々的に活用している商品ほど、実は良くない商品が多い。

そして、商品サービスの知識や、それを選ぶ時の知恵。それをただ待っているだけでは、テレビやスマホに流れてくる広告たちにまんまと洗脳されてしまう。その商品を作り、売っている会社の社員ほどその商品を利用しないというのに…!!!

だから、アナタが社会人としての自覚を持ち、社会貢献しようと思っているのなら、待っていてはいけない。仕事を一生懸命探す様に、良い商品サービスにもこちらから働きかけ、一生懸命探す必要があるんだ。

調べ、学び、探し、良いものを買う。

家の中には本当に様々な製品が置いてあるはずだ。食品、家具、衣料、コスメ、日用品、スポーツ用品、通信機器…。そのすべてに善し悪しがある。だから、それぞれについて良く調べ、本を読んで学び、お店やウェブサイトで探し、実際に買って使ってみないといけない。

「美味しそうだから」
「安いから」
「可愛いから・格好いいから」
「効率がいいから」

こんな短絡的な思考だけで買い物をするのは止めておこう。でないとアナタの社会的な存在価値はどんどん下がっていく。自分や大切な家族の健康、それからこの地球に広がる大地や子どもたちの未来を守ることができなくなる。

それに、上の4つの「」は、全てにおいてパフォーマンスが低い。健康的な食材の方が美味しいし、将来かかる多額の医療費を考えたら無農薬野菜の方がコスパは良い。どんな人間が素晴らしいかを考えれば良いものを買い、使う。人生全体の効率を考えれば、やはり良いものを長く使うべきだ。

必要なのは人生全体に関わる知識と知恵

つまり、学ぶべきなのは単に商品のことだけではない。地球環境のこと、世界経済を通した搾取のこと、美容や健康に関すること、子どもの発育と病気や障害に関すること、人生上で何にどれくらいお金がかかるかということ…。

人生というものはアナタだけものではない。それは誰かと常に共有されるものであり、家庭を持つ者にとっては余計に個人的な話ではなくなってくる。それが「人間」であり、社会というものだ。その上で社会貢献しようと本気で思うなら、学歴や仕事の内容など、本当にどうでも良い。

僕は子供も初めから社会人の一人だと思っているし、彼らも実際に経済を通して社会参加している。だから、学校や企業に勤めているからと安心しているようではいけないんだ。本当に僕ら一人一人が社会人であるのなら、独自に学び、自ら社会に働きかけないと本当ではない。

逆を言えば、アルバイトだろうが生活保護受給者だろうが、その中で出来ることが山ほどある。社会も市場も変化していくから、一生かけてもやるべきこと、学ぶべきことは尽きることがない。自分の置かれた立場に関係なく、買い物で市場に働きかけていけば、その中身は確実に変わっていく。

結局は自分にとって良いことが社会にも良い影響を与える

自分が良いものを買うことが、その市場を育て、商品の置かれる場所を増やし、それを買う人を増やすことに繋がる。つまり、結局は自分にとって良い買い物が、社会にも良い影響を与えるわけだ。

これが仕事なら、自分の給料のためにお客を陥れることが多々ある。どんなに悪いものが売れようと、自分のところには給料という名の数字が入ってくるだけ。これは特にオフィスワーカーなら感覚が狂いやすいところだろう。

ところが、買い物なら話は違う。アナタが良いものを買うことが、確実に他の人達にも良い影響を与えることになる。だから、着るもの、住む場所、食べるもの、使用する薬品や道具まで、本当に良いものはどんなものなのか?を学び続けて欲しい。

この社会人としての基礎があれば、たとえアナタが悪いものを売っている会社に勤めていようとも、そこから流れるお金がキレイになっていく。市場がキレイになっていく。そして、良い商品を売る会社が栄えてくれれば良いんだ。そうすれば、その会社の求人が増えて、そこへ転職できるかもしれない。

それでは、ありがとうございました。

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