Xで北極に住む民族の動画を見たんだけど、その人達はなんと、裸で毛皮をかぶって寝ていたんだ!
これでは絶対寒いと思うけれど、この「身体を締め付けない」寝方には、確かに利点がいくつかあるとも思った。
- 呼吸が深くなる
- 血流が改善する
- 体温が上がる
- 免疫力が上がる
- 骨格の正常化
- 目覚めが良くなる
今回は、自分が実際に裸で1週間寝てみた事による経験談と実際のメリット、その時のコツや注意点について書いて行こう。
スウェットパーカーで寝ていた時は湯たんぽが必要だった
比較として、裸で寝る前の状況について。
住んでいるのは神奈川県横浜市。1週間前までは、ボクサーブリーフ、タンクトップ、その上から厚手のスウェットパーカーを着て、2枚合わせの毛布と羽毛布団を被っていた。そこに陶器製の湯たんぽが追加される。
これはこれで気持ちいいのだけけど、それは「寒さの中に暖かさを感じる」からという様な感覚的なもの。布団の中で体が冷え、それを湯たんぽで温めているから気持ちがいいといった感じ。
しかし、熟睡している間に体温が上がってきて暑く感じ、喉が渇いて目が覚める、なんてことが毎日の悩みだった。
そんな時に目にしたのがこれ
確かに本来人間の身体の皮膚はマイナス七十度まで裸は耐えられるのようです。昔日本の漁師さん達は真冬でも裸で漁に出ていたのようですね。
— 心想事成 (@chengwanzi) December 18, 2024
産まれたばっかりの赤ちゃんは本来何も着させない方が、赤ちゃん本来皮膚の機能の成長の促進になるですが、現代人は必要性のない服やオムツやり過ぎですね。 pic.twitter.com/A02ca8BEaJ
この中で語られているのは、こうしないと「起床時に体温が低下してしまう」ということのみ。しかし、これが大きなヒントだ。
裸で寝ると暖かくなるカラクリ
服を着て寝ると、寝ている間に服が湿気を帯びる。そのまま起床してしまうと、湿気と共に体温が逃げてしまう。それに、既に服を着ているわけだから、それ以上に体を暖める方法が暖房か上着を羽織ることしか無い。
これだと、布団から出た時に「うわ、寒!!」となり、布団から出たくなくなってしまうんだ。だから、体の熱を保温するために着込むより、むしろ脱いで血流を改善し、体温そのものを上げていった方が良い。
そうして朝を迎えると、布団の中で身体はポカポカになっている。布団から出た時は風呂上がりの様な感覚で、すぐに服を着れば、むしろ暖かく感じる。そんなんだから、目覚めも良く、活動的な朝を迎えることが出来るというわけ。
実際に1週間裸で寝てみた
2024年12月の後半。Xのポストを見たその晩から、早速裸で(パンツ一枚)で寝てみることにした。
服を脱ぐと寒いんだけど、その分、布団に入った時に暖かく感じる。特に毛布に触れる部分は明確に温かい。よくよく考えてれば、これはダウンジャケットを2枚重ねて着ている様なもんだ。暖かくない訳がない。
ここからしばらくは体温が布団に奪われていくことを覚悟したが、思ったより冷えていかない。これはきっと、服を着ない事によって血流が良くなっているからだ。そして、多分20〜30分後にはぐっすりねてしまっている様に感じる。
驚いたのは、熟睡している間に湯たんぽを使っている時と同じ様に身体がポカポカしていたこと。初め3日間くらいは体が慣れていないのか、喉が渇いて目が冷めてしまうほどだった。
夜中に水分補給をして寝ても、トイレに行きたくなってまた目覚めてしまう。だから難しいのだけど、下着をフンドシに変えてから、喉が渇くことも、トイレで目が覚める事もなくなった。
フンドシは楽天市場で売っている九州屋の「NEWもっこふんどし」。自分の腰回りに合わせて紐で結ぶから、締付けがほぼ無い。太腿と股間に関しては本当に締め付けナシだ。麻とダブルガーゼの2種類を試したけど、ダブルガーゼの方が柔らかくて絶対に良い。これからはコレを就寝時専用の下着にする。
で、朝は身体がポカポカ状態まま目が覚める。布団から出た時はもちろん寒いけれど、体温が高いから、すぐに服を着れば「アレ?温かいなー」で終わる(笑)。着替えの時に「脱ぐ」という作業が無いから、余計に温かいままで着替えが完了できて、ほんと理にかなっているなと思った。慣れてくると、すぐに服を着ることを知っているから、布団から出るのが嫌じゃなくなる。望まない二度寝をすることも無くなったとさ。
裸就寝を1週間続けて感じたメリット
これは良い。是非おすすめしたい。
服を着ないでいるのは本当に楽だ。締め付けがなく、血流が良くなり、体温が上がる。自分の身体そのものが湯たんぽの様になる。これはつまり、「免疫力が上がる」ということでもあるはずだよね。
また、呼吸が深くなる。「軽くなる」と表現した方が正しいかもしれないな。これも免疫力には良い影響があるはず。就寝中の代謝量も増えてるはずだ。で、体温がまた上がると。
それから、毎朝外へ出て軽く体操をするのだけど、その時の身体(特に肋骨や首)のゴキゴキ音が鳴らなくなった。体を動かした時にゴキゴキ音がするメカニズムは知らないけど、裸就寝によって寝ている間に骨格が歪まなくなっているのは確かだと思う。特に胸郭(大胸筋の真ん中にある太い骨の辺り)は免疫力と深い関わりがあるらしく、肋骨周辺が圧迫されたり変形したりしないのは良いことだろうね。
あとは、身体中の筋肉が以前よりも緩んでいる気がする。これは精神面にも良い影響があると言っていいだろうね。疲れも良く取れているよ。
これ、特に女性がやったら、ホルモンバランスからボディーラインからバストアップから、良い事ずくめなんじゃないかな?ブラをして寝るだけでもかなり良くないらしいし。ちなみに九州屋のふんどしにはレディースもあるので、ぜひ楽天市場でショップページを開いてみてくれ。
裸就寝をする時のコツと注意点
最後は裸就寝をする時に押さえておいて欲しいこと。
まずは、「寒さと体温は別物」だということを知っておいて欲しい。体の外側が寒く感じても、それは体温の方が高いから当たり前のことだ。寒いからといって着込んでしまうのは、布団の外でやること。そのまま布団に入ると、締付けによって血流や呼吸が悪化し、新陳代謝、体温、免疫力が低下してしまう。
次に、冬場は布団をしっかり暖かくすること。3枚合わせの毛布や羽毛布団を被り、敷布団やマットレスのシーツが冷たければタオルケットを敷く。極寒の地域や風を引いた時などは、湯たんぽを使ってもいいと思う。別に湯たんぽは体に害を及ぼすわけじゃないからね。やせ我慢しないように。
そして、服を脱いだらすぐに布団に入ること。一度深部体温が下がってしまうと、そこから体温を取り戻すのにはかなりの時間がかかる。体温を逃がすなら、布団の中でにして、そのまま布団を温めてやる様にしよう。朝も同じ理屈で、目覚めて布団から出たら、すぐに着替えること。そうすれば暖かい。
もちろんオススメの下着はガーゼふんどし一択!服を着たい場合は大きめのタンクトップがオススメ。肩周りの血流を悪くするから袖は無い方が良いと思うな。下半身は下着だけにするか、紐でウエストの調整をする様な薄手のぶかぶかパンツを、紐を緩めて履くのが良いと思う。
世界が変わる裸就寝に挑戦してみよう!
夏は涼しく、冬は温かい。それがたったのフンドシ一枚で叶うとしたら?この話はどんなに怪しくて変態に聞こえるだろうか?(笑)
でも、これは笑い話じゃない。服を着込むことでむしろ低体温を引き起こすわけだから。そのメカニズムはもう分かるはず。
日本人がもっと健康なイケメンと美女であふれると良いな。アナタもぜひやってみると良い。冬の朝に目覚めが良いのは、本当に面白いくらいの変化だから。
身体の外側に服を重ねることよりも、まずはどうやったら身体そのものが温まるのか?免疫力が上がるのか?と考えるのが大切だ。
これは、ワクチンを打てば風邪を引かなくなるわけではないというのと同じ話で、結局は自分の身体に元々備わっている機能を高めていかないといけないんだよね。その一例としてでも役に立てたとしたら嬉しいです。
それでは、ありがとうございました。