増税には物々交換で対応を。村や産業間で物々交換を行う人達が現れる

社会

昨今の増税と物価高で、「お金を使う」ということが苦しい状況になってきたね。

お金を使うと消費税が発生し、お金を稼げば所得税や社会保険料がかかる。所得税や社会保険料は、稼ぐがくが大きいほど税率が高くなり、働けば働くほど苦しくなっていく構造だと言えるな。

ただ、国は物々交換を禁止してはいない。物々交換をすれば、そこにはお金の消費も稼ぎも無いわけだから、税金は一切かからないんだ。

これから、税率の低い生活を求めて田舎へ移住する人や、貧乏ぐらしをあえて選ぶ人が増える。そこで生産される衣食住に関する物・サービスを村や産業の間で交換し合えば、生活にかかるコストはグッと下がっていくね。

税金はお金の動きに対してかかるもの

「経済」には2つの意味があるんだ。それは、お金の動きと、その裏で人々が行う活動の2つ。

で、税金というものは、前者の「お金の動き」に対してかかるもの。だから、物々交換をしてお金を動かさないようにすれば、税金もかからなくなるっていうわけだ。

お金は物事の売り買いを便利にするための道具なわけだけど、税金はその利便性というか、売り買いの量を下げてしまうもの。だから、あるところまで増税が進むと、お金を使って売り買いをする理由がなくなってしまう。

だって、「沢山働いたのに、これだけしか買い物できないの?等価交換じゃないの?」って思うでしょ?税金で世の中や生活が良くなるって言うなら良いけど、今の政府は税金を取り過ぎだよね。海外や外人にバラ撒いてるし…。

だったら、みんなで物々交換しちゃえばいいじゃんって言うわけ。

物々交換がどのように行われるか?

じゃあ、実際の物々交換がどのように行われたら良いだろうか?考えてみよう。

今の日本のタイミングとしては、まずは農業から始まるように思うね。つまり、農作物。

農業や家庭菜園をする人、そのために田舎へ移住する人がだんだん増えて生きているんだけど、個人で農業を行うのは大変なんだよね。だから、農村みたいなのが増えてきて、村のみんなで農業を行う人達が増えてくるんじゃないかな。そうすればトラクターや農業ノウハウをみんなでシェアできるし。

で、まとまった量の農作物が収穫できたら、それを他の農家や企業に配る。その代わり、他の食べ物や、服、家、車などに関する物やサービスを受け取るってわけ。

これが「契約」に結びつけば面白いよ。

例えば、保育所に昼食用の食材や弁当配れば、農村の人たちが子どもをその保育所に無料で預けられる。工務店の人たちに日々の食材や弁当を届けてあげれば、家の建築や修繕がしてもらえる。それが車屋だったり、ホームセンターだったりしても面白い。

そういう「契約のネットワーク」が広がっていけば、今度は無料の物・サービスがたくさん流通するようようになっていく。

これまではグループ企業という形が多かったものが、今度は小さい単位の産業同士が集まり合って、協力して生活を行うようになる。衣食住、車、保育、教育、インフラ、そういった様々なものが物々交換の形で入り乱れるようになる。

その頃、お金は物々交換では手の届かないところにあるものを手っ取り早く手に入れるための、「奥の手」みたいになっていくだろうね。

スキマバイトがあるなら、「余った商品配り」があっても良い

今(2024年12月)、スキマバイトというものが流行っているね。これは、個人の余った時間を誰かに労働力として提供して、代わりにお金をもらうっていう労働の新しい形。

「私の余った時間、要りませんか?」と言うならば、「私達が作ったけど余ってしまった食材、要りませんか?」となってもおかしくはない。他にも、余った服、余った乗り物、余った家具など・・・。

お金のために働いていると、どうしても商品が余る。売れないことがあるから。特に食べ物は腐るから、毎日大量に捨てられていく。

この余るものを、フードバンクでも良いんだけど、色んな人たちに配る。そして、その見返りとして、その他の消費財と交換する。

お店がそれをできないのなら、農家や農村、加工場が物々交換を行えば良い。フードバンクが管理してくれれば一番いいのかもね。

お金のための労働と生きるための労働は別もの

もうなんだか、ベーシックインカムというものがお金ではなくて、衣食住の充実によって行われたら良いんじゃないかと思えてきた。

生活保護やベーシックインカムでお金がもらえたとしても、それで買う品物は誰かが働いて用意してくれているわけだよね。だったら、始めからみんなで必要な分を用意して、交換し合えば良い。

服なんかは、もう受注生産でいいと思う。もらった分だけ作る。2週間〜1ヶ月毎に注文を取って、納期は遅くなるけど、良いものが作れる。作る側も無駄な材料仕入れや廃棄のコストが浮く。

そんな様な感じで、これまで「お金のための労働」だったものが、これからは「生きるための労働」に変わっていくんじゃかいかな。

お金以外の全てが「天下の回り物」になる時

Aさんが欲しいものはCさんが持っていて、Cさんが欲しいものはBさんが持っている。で、Bさんが欲しいものはAさんが持っている。

A→B→C→A

この際、AさんがBさんに与えたものと同じ価値のものは、CさんからAさんには与えられないだろう。でも、それで良い。実際には他にD〜Zさんもいて、みんなで色んなルートの物々交換を行っているから。

その物々交換のなかで、現在のポイントの様に貯まっていくのが、もしかしたらお金になるのかもしれない。

それがそのままそうなるとは自分自身思えていないけれど、そういう方向の動きがあるだろうなとは思う。

もしそんな様な未来になったら面白いね。今より少し不便だけど、安くて無駄が少なく、その分楽でもあるんじゃないかな?忙しい生活をしなければ、利便性を追求する意味もなくなるしね。

それでは、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました