今の日本は、長きに渡る経済の低迷と大増税せいで、大卒正社員を目指すメリットが大きく下がリました。ハッキリ言います。「中卒・高卒のアルバイトでも十分」です。
もしかして、進路やキャリアをなんとなく決めてはいませんか?
実は、多くの人が大卒正社員を目指そうとすべき時代は、バブル崩壊の時にとっくに終わっています。
計算してみると、一部の高給取り正社員を除いた場合、中卒・高卒のアルバイトと大卒正社員が送ることができる生活のレベルは大差がありません。結婚を考えた場合には、むしろ進学しない方が良いです。
大卒正社員は膨大な負債と税金に苦しむ
大卒までにかかる養育費は大体1000万円すると言われています。その半分である500万円以上は、部活、学習塾、大学にかかる費用です。
もし、大学の学費を奨学金(借金)で賄った場合、利子が発生するので、「実際には1200万円くらい」の養育費がかかると思った方が良いですね。つまり、少なくとも700万円は別にかけなくても良いお金となります。
大卒の正社員の手取り額は16万円程度ですが、それでいつになったら700万円の元を取ることができるのでしょうか?
とにかく、結婚の時期は遅れるでしょう。結婚してからも、貯金がないので苦労します。借金があるので、仕事を辞めたくても辞めることができなくなります。ストレスで病気になる人も多いです。
安定した結婚生活を送るために大卒正社員を目指すはずなのに、これには果たしてメリットが有るのでしょうか?
中卒・高卒のアルバイトは無理なく子育てできる
対して、中卒・高卒の場合は、まず学習塾に通う必要がありません。そして、アルバイトで早いうちから貯金をすることができます。
極端な例ですが、通信高校にわざと進学して、アルバイトをしたとしましょう。そして、毎月4万円ちょいの貯金をしてみるとどうでしょうか?
年間で50万円も貯まり、25歳の時点で500万円になります。その男女が結婚すれば、資産は1000万円となり、賃貸のマンションにでも住みながら、ゆっくり子育てができるのです。
大卒正社員には25歳で貯蓄を500万円もする余裕はありません。それができるのは一部のエリートだけです。
大学で借金しても、会社を辞める人が大勢いる。
大学で何百万円もの借金を作ったところで、会社を辞める人は大勢います。怪我、病気、人間関係、結婚など、理由は様々ですが、特に女性は結婚を理由にパートタイマーやアルバイトへ移行する人がかなり多いようです。
当然ですが、会社をやめても借金の支払いは続きます。大卒の資格が役に立つこともなく、結婚生活が苦しくなるだけです。
仮に毎月の返済が15000円だった場合、毎月の労働日を2日も増やさないといけないことになります。本当なら、その間に子どもの世話や家事をこなしたり、休息を取ったり、家族で何処かへ出かけたりできるはずです。
高い養育費を払って働き始める時期を遅らせるというのは、大きなリスクを秘めた選択であるということは分かって頂けたと思います。
大学進学するならエリートを目指そう
これまでの説明で分かるように、大卒正社員のルートで中途半端に結婚生活を送ることはオススメできません。結婚生活を送るためのお金がなくなってしまうからです。
なので、大卒ルートで結婚を目指すなら、今の日本では必ず「エリート正社員」を目指しましょう。
高い所得があるなら、当たり前ですが養育費の元を取ることができますし、結婚生活を資金の面では安泰にすることができます。
そのためにも大学受験合格後も気を抜かず、勉強とスキルアップを続けること。その覚悟がある方には、大卒正社員ルートも良いのではないでしょうか。
まとめ
ちゃんと経済が成長し続けていて、正社員の給料が上がって行っているのであれば、もちろん中間層の人間にも大卒正社員はオススメできるもの。しかし、今の日本はそうではないのです。
ただし、最低賃金だけは上がってきているので、今のところは中卒か通信高校でアルバイトを開始するのが無難だと言えます。
毎月4万円の貯金と言っても、どこかのアパート家賃より安いですからね。
その支払い能力を大切に貯蓄へ回してみてください。受験勉強をするくらいなら、家族との関係を大切にしながら、実家ぐらししながらアルバイトすることをおすすめします。
お読み頂きありがとうございました。